【新刊情報】ジョナサン・ハリス/井上浩一(訳)『ビザンツ帝国 生存戦略の一千年』[新装版]

すみません、もう出てます。

あの井上浩一先生(本書の訳者でもありますが)をして「こんな本が書きたかった・・・・・・」(訳者あとがき)と言わしめ、重版までかかった名著『ビザンツ帝国 生存戦略の一千年』、いちど絶版になって私を絶望させましたが、そこはさすがの神出版社白水社様、この度めでたく新装版が出ました。

初刊時に買いそびれてしまったという方、佐藤二葉先生の『アンナ・コムネナ』でビザンツ史に興味を持った方、是非是非お買い求めください。

問うべきは
なぜ
滅びたか
ではなく
なぜ
存続できたか
である

ビザンツ帝国 生存戦略の一千年[新装版] - 白水社
対外関係から見るビザンツ史ギボンは『ローマ帝国衰亡史』で、彼のいう「ギリシア人」つまりビザンツ人の「臆病と内紛」を強調した。地図からビザンツが消えてしまった理由として、ビザンツ人に何かしら欠陥があった

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